治療後のメンテナンス
術後しばらくは安静に
術後2〜3日は歯茎の腫れが残り、痛みや出血を伴うことがあるので、安静にすることが大切です。食事も堅い食べ物はまだ控え、スープやお粥、麺類など比較的歯の負担が少ない物を食べるようにしましょう。また、大きな口を開けて話す、強くうがいをする、歯磨きをするといった行為も、傷口が開いてしまう危険があるので厳禁です。インプラントが完全に定着すれば堅い食べ物も問題ありませんし、大声で楽しく会話することができるようになるので、しばらくは我慢し、楽しみを取っておきましょう。
数ヶ月に一度の定期検診
インプラントはチタンでできているため、普通に生活していれば破損することはありません。また人工歯が虫歯になることも、もちろんありません。しかし、歯周病になってしまうと、インプラントを支えている骨自体が衰えてしまうので、インプラントが抜け落ちる原因となってしまうのです。しかもインプラント内には神経が通っていないため、歯周病が進行していても気づかない場合が少なくありません。高い費用と長い時間をかけて埋め込んだインプラントを失わないためにも、定期検診は非常に大切なことだといえます。
なお、定期検診では歯周病をいち早く発見し治療するだけではなく、歯垢や歯石の除去、噛み合わせの確認、歯周病を予防するためのブラッシングの指導も同時におこなわれます。なかでも噛み合わせの確認は、自分ではどうすることもできないので、定期検診によって検査してもらうことが重要です。面倒くさがらずに治療後1年間は2〜3ヶ月に一度、2年目以降は3〜6ヶ月に一度を目安に、定期検診に通うよう心がけましょう。
手入れが良ければ半永久的に使用可能
インプラントの最大の敵は先述したとおり歯周病です。逆にいえば歯周病さえ予防できれば、長期に渡って使用することが可能です。まれに施術がうまくいかず抜け落ちてしまうことがありますが、きちんとした歯科医を選んでいればまずその心配はありません。仮にそういった事態になったとしても、きちんとした歯科医ならば10年ほどの保証期間を設けているのが普通です。
歯周病の予防法は歯磨きが基本で、毎日ブラッシングをして口のなかを清潔に保つことである程度防ぐことが可能です。また、過労やストレス、偏った栄養バランスも原因のひとつとなるので、日常生活にも気をつける必要があります。インプラントを長持ちさせられるかは、自分自身にあるということです。ちなみに、インプラントの寿命ですが、はっきりとしたことはいえないのが実情です。なぜなら、1965年に初めて埋め込まれたチタン製インプラントが、現在まで抜け落ちることなく使用を続けられているからです。もしかすると、メンテナンスさえしっかりしていれば、インプラントに寿命は存在しないのかもしれません。
